食中毒の主な原因は、細菌とウイルスです。
そのうち、細菌が原因となる食中毒は夏場(6月から8月)に多く発生しています。
家庭における食中毒は、症状が軽い場合や、家族のうち全員には症状が出ない場合もあり、「食中毒である」と認識されないケースも少なくありません。
厚生労働省によると、家庭での食中毒の発生件数は全体の1割程度ですが、実際にはもっと多く発生しているようです。
家庭での食中毒を防ぐのは、食材を選び、調理する私たちご自身です。
続いて「食中毒を防ぐポイント」をいくつか紹介しますので、ご自身の生活を振り返ってみましょう。
・買い物する時は、肉や魚などの生鮮食品や冷凍食品は最後に買う。
・肉や魚などは汁が他の食品に付かないように分けてビニール袋に入れる。
・冷蔵庫や冷凍庫にモノを詰めすぎない。
(詰めすぎると冷気の循環が悪くなるため)
・包丁やまな板は肉用、魚用、野菜用と別々にそろえて使い分けるとより安全。
・冷凍食品の解凍は冷蔵庫や電子レンジを利用し、自然解凍は避ける。
・時間が経ちすぎたものは思い切って捨てる。
食中毒を防ぐための知識と実践を身につけることは、自分の健康を守り、家族に迷惑をかけないための大切なステップとなります。万が一、おう吐や下痢の症状があった場合は、迷わず早めに医師の診断を受けましょう。
Comments