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執筆者の写真広 天田

否定をやめること

 誰しも、職場の人間、友人、家族などと「良い人間関係」をつくりたいでしょう。では「いい人間関係」をつくるには、具体的には何をすればいいのでしょうか。それは、相手を「褒める」よりも、「肯定する」よりも、「否定しない」ことがもっとも効果的だと考えます。


ほとんどの人が「相手を否定するのはよくない」と理解しているとは思いますが、人が誰かを否定するとき、多くは無自覚でしています。頭ではわかっていても、無意識のうちに相手を否定していると思います。否定によるメリデメ、否定をしないためのマインドとスキルをまとめたいと思います。


◎否定をするデメリット

  • 怒りが生まれる

  • オープンに話せなくなる

  • 信頼関係が生まれにくくなる

  • 自己肯定感が低下し、自信を持てなくなる


◎否定をしないメリット

  • ポジティブな感情が生まれる

  • もっとコミュニケーションを取りたくなる

  • 信頼関係が生まれる

  • 自己肯定感と自信UP


◎否定しないマインド

  • 事実だから否定してよいという考えを捨てる

  • 「自分は正しい」という思考をしない

  • 「過剰な期待」をしない


◎否定しないスキル

  • 意識的に黙り、相手の意見や考えを引き出す


相手が話し終わるまで黙ったままでいること。相手の言葉をさえぎる行為は立派な「否定」。また相手の話が落ち着いたら2秒ほど黙ること。話したい衝動を抑えていると、話が終わるやいなや、食い気味に言葉を発してしまうことがあるからです。じっと気持ちを冷却してから、落ち着いて話すといいでしょう。



良い人間関係を築くためにも、自分は絶対的に正しいという思考をやめたいと思います。世の中のほとんどのことは、明確な正解がありません。お互いの意見の違いを尊重し、そして、お互いが納得できる落としどころを探っていきたく思います。


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