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執筆者の写真広 天田

成功者より失敗者を観る

『世界一やさしい「才能」の見つけ方』という本を読みました。


勝負の世界では、強みと弱みを把握するだけでなく、弱点をカバーできるくらい得意を伸ばす必要があります。それは、競争が激しい世界では尚更です。自己成長を加速させるためのテーマに興味をもちました。ここで、本を読んで気づいたことと自分を変えるきっかけになる新たな考え方を述べたいと思います。


この本によると、そもそも才能を見つけようとする前に、才能が見つからない人が陥っている間違いの事例が5つあると説明されます。その中で印象に残った一つの誤りを引用します。

才能が開花しない人が陥っている間違いは「成功者から学べば成功できると考えること」だ。矛盾しているように思われるアドバイスはこの世に無数に存在する。成功者の発する法則は、その人がうまくいったやり方にすぎない。「誰かの正解」に惑わされずに、自分の中にある、自分の成功法則に目を向けるべき。

自分の固定概念を思いっきり覆された内容でした。率直に言って、自己啓発本やノウハウ本を読むことに没頭してどんどん真似をしていた自分がいます。ただ、そのやり方は、その人が偶然に適していた方法で、私が同じことをしても生い立ちや性格、考え方や経験の違いから、同様な成功結果へ至らない可能性があります。何でもかんでも誰かの成功体験を再現していこうと模倣することは、かえって結実しないこともあるのではないかと気づかされました。もし、私たちが大谷翔平やホリエモンと同じことをしても、同じ人間でないので、同様な成果は得られないと思います。


逆の発想で、成功者の真似をするのではなく、「失敗者の真似をしない」であれば、結果的に上手くいく確率が上がるのではないかと考えます。「反面教師にする」という言葉があります。世の中には、あんな人にはなりたくないと思う、非常に卑劣な人間が数名はいると思います。成功者にスポットライトを当てるのでなく、あえて目をそむけたくなるような人に意識を向け、同じ行いを避けることで自分自身を良い方向へ進めさせる。その法則が最も手堅いのではないかと思います。


「成功事例を集めるのでなく、失敗事例をたくさん知る。」今後はこの観念を常に意識していきたいと思います。



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